目次
STEP①トランジスタ・FET+オペアンプ+エミッタ抵抗で定電流回路を構成
下記の記事の動作を簡略して説明すると
オペアンプの非反転入力端子V+に基準となる電圧を印加する。
反転入力端子V-をエミッタ側に接続することでV-の電圧は基準電圧V+と同じになろうとするので
Voutは基準電圧V+とトランジスタのVBE(約0.7V)を合わせた電圧が出力される。
R1には基準電圧と同じ電圧が印加されるようになるので結果としてIe及びIcに流れる電流はほぼ一定の電流となる。

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STEP➁発振防止用回路を接続する
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トランジスタやFETの寄生容量については以下を参照
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