ツェナーダイオードの動作と特徴

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動作波形

①ツェナーダイオードの電流変化

ツェナーダイオードがONし始めるのはツェナー降伏電圧の少し手前の電圧からであり、
そこから流れる電流が徐々に上がっていき、電流量の上昇が飽和した時が、ツエナー降伏電圧である。
つまり降伏電圧に達していなくても回路には微量の電流が流れており、
特に立ち上がり始めが不安定でこの値はツエナー降伏電圧が低いものほどこの領域が現れて、
降伏電圧が高いものほどツエナー降伏電圧になってから急に電流が流れるようになる。
下図を見ると縦軸がツエナー降伏電圧で横軸がツエナー電流だが降伏電圧が高いものほど直線に近いことが分かる。

ツエナー降伏電圧と電流変化量の関係

➁ツェナーダイオードの暗電流

ツェナーダイオードがONになっておらず、電流量が0Aになっているように見える電圧でも暗電流という微弱な電流が流れる。これの量はデータシートに記載がある

ツェナーダイオードの特徴

  • 温度特性が悪い
  • 電圧の変動により流れる電流がすぐに変わってしまう(精度が悪い)
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