目次
トランジスタの動作

①トランジスタの電流変化
トランジスタがONしてから電流量が線形になるまでに約1msかかっている。
この領域は不安定なため電流量が安定するように電圧を掛ける。
➁トランジスタのベース電流量
トランジスタON時に流れるベース電流はR1に流れるベース電流と同じであると考えることが出来る。
トランジスタの内部はダイオードとして扱うのでトランジスタの閾値電圧VBEを超えると内部のダイオードに順方向電流が流れ、短絡に近い状態になるため、R3やC1にはあまり電流が流れないため。
R3、C1に掛かる電圧はトランジスタと並列に接続されているのでVBEと同じ値となり、
電源電圧にVBEを引いた値が抵抗R1にかかっているのでそこからベース電流が求められる。
③トランジスタに発生する熱量
トランジスタのコレクタ電流が増幅するほど、トランジスタのコレクタ-エミッタ間電圧は上昇し、トランジスタに発生する熱量はコレクタ電流×コレクタ-エミッタ間電圧で表すため、コレクタ電流は出来るだけ抑える事。

④ベース電流はトランジスタが飽和するまで流す
エミッタ接地の場合はベース電流をトランジスタが飽和する領域までしっかり流すこと。中途半端にONしているとコレクタ-エミッタ間電圧が高くなるため、トランジスタで消費する熱量が大きくなってしまうため